2012/09/01
【不動産関連ニュース】 不動産価格指数(住宅)の試験運用の開始について-国土交通省
国土交通省8月29日より 年間約30万件の住宅・マンション等の取引価格情報をもとに 全国・ブロック別・都市圏別に毎月の不動産価格を指数化した「不動産価格指数(住宅)」の試験運用を開始しました。同省ホームページ内で毎月公表されます。 ■運用開始に至る経緯
○我が国経済における不動産の資産額は約2,500兆円(GDPの約5倍)迅速な金融・マクロ経済政策発動のためには、不動産市場の動向を測るバロメータ-(不動産価格指数)が不可欠。不動産投資市場の活性化にも寄与。
○金融・経済危機からの反省と、不動産価格指数の迅速な公表要請
2007年からの欧米発金融危機からの反省点:不動産価格の変動とマクロ経済への影響を的確に把握できず、長期経済停滞を招いた。
■運用により期待される効果
○全国 地域毎の不動産価格の動向を毎月把握
○不動産市場の過熱や冷え込みの適時・的確な把握により財政・金融政策に寄与
○不動産市場における透明性向上により 国内外の投資家や個人による不動産取引の活性化
不動産価格指数(住宅) <平成 24 年4月分速報>
○全国の住宅総合指数は、2008 年度平均を 100 として、4月は 91.9(対前年同月比 -1.9%)となった。更地・建物付土地は 89.0(対前年同月比 -2.7%)、マンションは 106.8(対前年同月比 +1.9%)となった。
○南関東圏の住宅総合指数は、2008 年度平均を 100 として、4月は 93.6(対前年同月比 -4.2%)となった。更地・建物付土地は 90.0(対前年同月比 -5.7%)、マンションは 105.3(対前年同月比 +0.7%)となった。
○名古屋圏の住宅総合指数は、2008 年度平均を 100 として、4月は 90.8(対前年同月比 -0.9%)となった。更地・建物付土地は 88.2(対前年同月比 -2.4%)、マンションは 113.8(対前年同月比 +8.6%)となった。
○京阪神圏の住宅総合指数は、2008 年度平均を 100 として、4月は 93.6(対前年同月比 -0.8%)となった。更地・建物付土地は 91.1(対前年同月比 -1.3%)、マンションは 107.6(対前年同月比 +1.4%)となった。
○東北地方の住宅総合指数は、2008 年度平均を 100 として、4月は 96.4(対前年同月比 +4.2%)となった。更地・建物付土地は 95.0(対前年同月比 +3.9%)、マンションは 118.6*但し参考値(対前年同月比 +12.3%※但し参考値)となった。
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