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2012/11/10

【不動産関連ニュース】 「災害に強い国土づくりへの提言」を踏まえた中部圏広域地方計画の総点検結果-国土交通省

 国土交通省中部圏広域地方計画協議会は、現行の中部圏広域地方計画が、今後発生しうる地震・津波等に対して十分な内容となっているかについて総点検を行い、中部圏として取り組むべき課題の抽出と課題に対する今後の取組の方向性等について、とりまとめを行いました。

 
■総点検の背景と目的 
 2011年3月の東日本大震災は、震源地が広範囲に及び、また巨大な津波が発生したこともあり、過去に例を見ない未曾有の巨大災害となり、多数の犠牲者の発生と共に、莫大な資産が失われるなど、我が国に大きな経済的損失を与えた。
 今震災の発生を受け、2011年6月、国土審議会の下に設置された防災国土づくり委員会において、「災害に強い国土づくりへの提言(以下「提言」という。)」がとりまとめられ、昨年7月に公表されました。 
 提言においては、「本提言を踏まえて、各地域で災害に強い地域づくりという観点からの将来ビジョンの見直しが行われていくことを期待したい。」とされていることから、提言の趣旨を踏まえ、災害に強い地域づくりの推進を図る観点から、現在の広域地方計画が、今後発生しうる地震・津波災害等に対して十分な内容となっているかどうかについて、総点検を行うもの。
 
■中部圏として取り組むべき課題
・災害時の輸送において円滑な連携を目指した関係者間・モード間の事前の計画策定 
・災害時における通信インフラの確保 
・公的情報の遠隔地でのバックアップシステムの検討 
・多重防御の発想による津波防災・減災対策まちづくり 
・異なる物流インフラ間をシームレスにつなぐ物流網の構築及び異なる輸送モードの切り替えを容易にするシステム整備
 
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